Contents
激安中華レンズってどうなの?
一眼カメラを持っている人なら、誰しもレンズ交換を考えたことがあるのではないだろうか。
そして、交換レンズの価格に驚くのも誰もが通る道。
一眼カメラを持っている以上、レンズ交換を楽しみたい。
だけど、レンズって高い・・・。
そんな時にAmazonを見ていると、激安ともいえる交換レンズが売っているではないか。
5,000円~1万円程度で買えるレンズがズラリと揃っている。
どう考えても安過ぎる。
あまりの安さに、逆に購入を控えている人もいるだろう。
安過ぎて怪しいのだ。
だが、これでキレイに写真が撮れたとすれば、それは儲けもん以外のなにものでもない。
これは、編集部としては是非とも検証をしなくてはならない。
っということで、早速ポチってみました。
NEEWER 35mm F1.7
今回購入したのは「NEEWER 35mm F1.7」というレンズ。
マウントはマイクロフォーサーズ用です。
激安価格で、自分が購入したときは7,000円台で買えました。
何故このレンズを選んだかというと、激安カメラ機材といえばNEEWERは割と名の知れたメーカーだからです。
いくら人柱レビューをするといっても、やはり失敗はしたくないもの。
少しでも信頼あるところをと思い、NEEWERに行き着いたということ。
頼むよNEEWER、信じているよNEEWER。
Amazonの商品リンクはコチラ。
マニュアルレンズでじっくり撮影
中華レンズの安さの理由の一つが、「マニュアルレンズ」であるということ。
マニュアルレンズとは、絞りやピントを自分で合わせるレンズ
レンズについているリングを回して調整します。
絞りは事前に固定しておけば撮影に支障は無いはず。
問題はピント。
オートフォーカスのようにピピッと合うことは無いので、じっくりとピントを合わせていく撮影スタイルになるでしょう。
これは写真を楽しむと同時に、時間をじっくりと楽しむ道具でもあるのだ。
ちなみに絞りとフォーカスリングですが、ヌル~と動いてくれる。
適度なテンションがあるので、勝手にリングが動いたりということは無さそう。
筆者はマニュアルレンズが大好き。
オートフォーカスは便利ですが、どうしてもピントを外したくない時はマニュアルが一番。
「思ったところに確実にピントを合わせる」
これは失敗の出来ない場面では非常に重要。
そして、電気部品が無いので故障の心配が格段に減ります。
なので、マニュアルレンズは慣れこそ必要なものの信頼性の高さから嫌いにはなれない。
キャップは割り切ろう!
キャップはオマケだ!
そう言わんばかりのレンズキャップ。
缶の蓋のように、ただ上に被せるだけ。
有名メーカーのように、ツマミがあるタイプのレンズキャップではない。
この割り切り方というか、コストの削減の仕方が中華レンズらしいといえばそうなのかもしれない。
実際、このキャップでも問題は一切ない。
コンパクトサイズでミラーレスにピッタリ
持ってみると、コンパクトではあるもののズッシリと重い。
Amazonの商品ページでは重量176gとなっていたが、どう考えてももっと重い気がする。
筆者が重量を計測してみたところ、実際は206gだった。
サイズが小さい分、体感的にはもっとありそうに感じる。
小ささ◎、重量△という印象だが、金属製で所有欲は満たされそうである。
プラスチック製のレンズが苦手な人は、むしろこの重量と質感はプラス要素になるだろう。
何より、そのコンパクトさはミラーレスカメラにはピッタリ。
実際に撮影してみた
懐かしのLUMIX G3 に装着してみました。
なかなか格好良いじゃないですか!
マイクロフォーサーズのカメラは暗所に弱いので、単焦点でF1.7という明るさのレンズが格安で装備できるというのは非常に嬉しい。
外観の確認から装着までを確認しましたが、ここまで不良などはありません。
何なら、実は結構長い期間ガシガシと使っていたのですが、それでも不良は無し。
前玉が落ちたりなど、そういった中華レンズにありがちなトラブルもありません。
NEEWER、ありがとう。
それでは、試写をしてみたいと思います。
「普通」に写る
F8ぐらいで撮影してみました。
どうでしょうか、普通に写っていると思います。
正直なところ、良くも悪くも「普通」という感想です。
単焦点らしいシャープな写りはしませんが、案外普通に写ってくれたという感じ。
そう考えると、開放F1.7という値に魅力を感じるかどうかというのが購入の決め手になりそう。
「少しでも安く、少しでも明るいレンズが欲しい」
そういう要望の人には願ったり叶ったりなレンズ。
逆に購入に向かない人は、単焦点らしいキレイな写真を撮りたいという人。
単焦点レンズとして考えたとき、NEEWER 35mm F1.7 は物足りなさを感じるでしょう。
万人にはオススメできませんが、面白いレンズではありそうです。
不具合もありませんので、遊び倒すのに良いかもしれません。